ハガ連についていろいろ
「夢の果て」中編2です。
興味のある方はどうぞv
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「ロイ?・・・・どっか気分でも悪い?顔見せてみろよ」
こつん、と小さな足音が、静まり返った部屋の中に響いた。
一歩前に足を踏み出し、気遣わしげに視線を投げてくるエドの姿が視線を投げなくとも脳裏に浮かんだ。
近しい間柄だと簡単に知れるエドの態度に凶暴な思いがわきいでる。
吹き出るような思いの塊をねじ伏せようと口元を手で隠す。
でなければ、煮えたぎった熱い塊が暴発してしまう。
「医者、呼ぼうか?・・もぐりの奴しか呼べねえけど・・。」
エドはいつのまにかロイのそばに立ち、そう言って、ぎしりと音を立て、ベッドの上に腰を落とした。
肩が触れるほどまでに傍にあるエドは、ロイの腕に当たり前のように手を添えた。
余りにも自然に、この男のそばにあるエド。
触れてきた手は温かく、匂いは以前のまま。
なのに。
心だけは違う。
ロイは衝動のままに、エドの手首を奪った。
「うわっ」
手首を奪われ、エドはベッドの上に転がるように倒される。
「な・・っ、何すんだっ、いてーじゃねえか!このくそロイ!」
ロイは苦しげに笑った。
どこもかしこも、ロイの中にあるエドの姿そのもので。
苦しさと憎しみと愛しさとが心の内に溢れかえり、理性を奪われる。
感情の波に心を委ねてしまえば、その白い首筋に手を伸ばしてしまいそうで、ロイは激情を押さえつけるようにエドの首筋に、手のひらの代わりに唇を落とした。
エドの体が硬直する。
しかし、嫌悪の表情は浮かべない。
エドのその姿にロイの最後に残った理性はふつりと切れた。
エドの少し開いた唇に自分のそれを落とし、塞いだ。
「ん・・・・っ」
エドの体は硬直したまま、苦しげに瞳を閉じたまま眉を寄せる。
「やめ・・・っ、ロイ・・・っ」
自由になる片手で、ロイの胸を押し返そうとする。
ロイはその手をも奪いとり、ベッドの上に縫い付けた。
「ロイ・・っ、やめろってば!やめ・・っ」
ロイの唇の拘束から逃げだし、何とかロイの暴走を止めようとする。
そんなエドを見下ろし、ひどいことをしている、そうロイは感じた。
エドが新しい恋人を見つけようとも、ロイ自身のことを過去のことにしようとも、それはエドの自由だ。
自分はエドの手を手放した。
追っていこうととさえ、しなかった。
新しい恋人の名が同じ名であろうとも、姿形がどうであろうとも、それはエドの自由であって、束縛する権利は何もない。
なのに。
この見苦しいまでの独占欲は何だ。
エドに触れるのが自分以外の誰かであると考えるだけで、心が煮え立つ。
エドに触れる者が自分以外のものであるのなら、その人間を食らいつくす。
エドの首筋に所有の跡を残した。
これは誰のものでもない。
この私のものだと。
そう、この男に知らしめるために。
「・・・・っ」
ここまできて、エドはようやくロイが本気なのだということを感じた。
「やめろっ。いやだ!!」
いきなりエドが強く暴れだした。
「なぜ逃げる。」
君はこの男のものなんだろう、そうロイは心の奥底で呟いた。
「逃げるにきまってんだろっ、手え離せ!!馬鹿ロイ!」
「離さない。離せるはずがないだろう。」
エドは一瞬動きを止めた。
目を見開き、じっとロイを見つめる。
「ずっと・・・焦がれていたんだ。君が誰のものであろうとも、私が君を離せるわけがない。」
「ロイ・・・。」
呆然と呟くエドを見て苦笑する。
もう、この男がいつもの『ロイ』ではないことに気づいただろうか。
けれど、この暴走した思いをとめることはできないだろう。
それほどに。
ロイはエドを渇望していた。
後編に続く
こつん、と小さな足音が、静まり返った部屋の中に響いた。
一歩前に足を踏み出し、気遣わしげに視線を投げてくるエドの姿が視線を投げなくとも脳裏に浮かんだ。
近しい間柄だと簡単に知れるエドの態度に凶暴な思いがわきいでる。
吹き出るような思いの塊をねじ伏せようと口元を手で隠す。
でなければ、煮えたぎった熱い塊が暴発してしまう。
「医者、呼ぼうか?・・もぐりの奴しか呼べねえけど・・。」
エドはいつのまにかロイのそばに立ち、そう言って、ぎしりと音を立て、ベッドの上に腰を落とした。
肩が触れるほどまでに傍にあるエドは、ロイの腕に当たり前のように手を添えた。
余りにも自然に、この男のそばにあるエド。
触れてきた手は温かく、匂いは以前のまま。
なのに。
心だけは違う。
ロイは衝動のままに、エドの手首を奪った。
「うわっ」
手首を奪われ、エドはベッドの上に転がるように倒される。
「な・・っ、何すんだっ、いてーじゃねえか!このくそロイ!」
ロイは苦しげに笑った。
どこもかしこも、ロイの中にあるエドの姿そのもので。
苦しさと憎しみと愛しさとが心の内に溢れかえり、理性を奪われる。
感情の波に心を委ねてしまえば、その白い首筋に手を伸ばしてしまいそうで、ロイは激情を押さえつけるようにエドの首筋に、手のひらの代わりに唇を落とした。
エドの体が硬直する。
しかし、嫌悪の表情は浮かべない。
エドのその姿にロイの最後に残った理性はふつりと切れた。
エドの少し開いた唇に自分のそれを落とし、塞いだ。
「ん・・・・っ」
エドの体は硬直したまま、苦しげに瞳を閉じたまま眉を寄せる。
「やめ・・・っ、ロイ・・・っ」
自由になる片手で、ロイの胸を押し返そうとする。
ロイはその手をも奪いとり、ベッドの上に縫い付けた。
「ロイ・・っ、やめろってば!やめ・・っ」
ロイの唇の拘束から逃げだし、何とかロイの暴走を止めようとする。
そんなエドを見下ろし、ひどいことをしている、そうロイは感じた。
エドが新しい恋人を見つけようとも、ロイ自身のことを過去のことにしようとも、それはエドの自由だ。
自分はエドの手を手放した。
追っていこうととさえ、しなかった。
新しい恋人の名が同じ名であろうとも、姿形がどうであろうとも、それはエドの自由であって、束縛する権利は何もない。
なのに。
この見苦しいまでの独占欲は何だ。
エドに触れるのが自分以外の誰かであると考えるだけで、心が煮え立つ。
エドに触れる者が自分以外のものであるのなら、その人間を食らいつくす。
エドの首筋に所有の跡を残した。
これは誰のものでもない。
この私のものだと。
そう、この男に知らしめるために。
「・・・・っ」
ここまできて、エドはようやくロイが本気なのだということを感じた。
「やめろっ。いやだ!!」
いきなりエドが強く暴れだした。
「なぜ逃げる。」
君はこの男のものなんだろう、そうロイは心の奥底で呟いた。
「逃げるにきまってんだろっ、手え離せ!!馬鹿ロイ!」
「離さない。離せるはずがないだろう。」
エドは一瞬動きを止めた。
目を見開き、じっとロイを見つめる。
「ずっと・・・焦がれていたんだ。君が誰のものであろうとも、私が君を離せるわけがない。」
「ロイ・・・。」
呆然と呟くエドを見て苦笑する。
もう、この男がいつもの『ロイ』ではないことに気づいただろうか。
けれど、この暴走した思いをとめることはできないだろう。
それほどに。
ロイはエドを渇望していた。
後編に続く
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